長野の葬儀

「いまどき」の長野県の相続・お墓・お葬式のことがよくわかる

弔問・会葬マナー① 不幸の知らせを受けたら

2020年09月25日

【危篤の知らせを受けたら】

 危篤の知らせは、親族や親しい友人など、家族が「最期に一目だけでも会ってほしい」と望む相手だけにするものです。連絡を受けたらできるだけ早く駆けつけましょう。
 電話などで知らせを受けたら手短に要点だけを確認します。詳しい病状よりも病院名、病院の住所や電話番号、病室番号の確認が最優先です。
 一刻の猶予も許さない状況です。駆けつける際の服装は普段着や仕事帰りのままでも構いません。
 遠方から駆けつける場合は、万が一を考えて、喪服の用意もして出かけましょう。ただし家族には絶対に見られないこと。細心の気遣いが必要です。

【臨終の知らせを受けたら】

 臨終の連絡を受けたら、状況を確認して、故人との間柄を考えながら弔問の準備をしましょう。
 病室や霊安室、介護療養施設、故人の自宅や葬儀社の安置室などで臨終に立ち会うことになった場合など、通夜の前に弔問することになった場合は、地味な平服を心がけます。アクセサリーや派手な化粧は控えましょう。遺族に力づけの言葉をかけ、お手伝いを申し出ます。
 この時点では、香典や供物は不要です。改めて通夜か葬儀の時に持参しましょう。

【家族葬のときは】

 家族葬でも、遺族から案内がある場合は、故人とごく親しい人にのみ案内がなされているはずなので、できるだけ意向に沿って、通夜や葬儀に参列するようにしましょう。
 弔問を希望するのに案内がない場合は、いったん連絡を控え、遺族の気持ちが落ち着くまでしばらく日数を空けてから、電話などで事前に弔意を伝え、弔問を打診してみましょう。

【故人との対面】

 自宅などに弔問した際に、遺族から故人との対面を勧められた場合は、よほどの事情がない限りはお受けしましょう。「ありがとうございます。お別れをさせていただきます」などとあいさつをして対面します。
 一般的に故人との対面は遺族側から勧められて行うもので、自分からは言い出さないのが礼儀です。

 

①腰を落として故人の枕元まで膝で進み、両手をついて一礼します。

②遺族が白い布をとったら、そのままの姿勢で対面します。

③両手を胸の辺りで合わせて合掌し、故人の死を悼みます。

④いたわりの言葉を述べ、一礼して下がります。

【お悔みの言葉】

 遺族の悲しみを深めないよう、思いやりの言葉を添えて、哀悼の意を表しましょう。心を込めて自然な言葉を心がけます。あまり長くならないよう、気をつけましょう。
 通夜、葬儀などの場面では「忌み言葉」といって、使ってはいけない言葉があります。たとえば「重ね重ね」「度々」などの同じ言葉の繰り返しは、不幸の連鎖を想像させるため、使わないようにしましょう。

 

 ⇒故人との間柄で違う臨終の際の対応、お悔やみの言葉の例文など、詳しくは『長野の葬儀』に掲載しています。