長野の葬儀

「いまどき」の長野県の相続・お墓・お葬式のことがよくわかる

弔問・会葬マナー⑧ 服装・身支度・みだしなみ

2020年09月25日

【服装の基本】

 弔事の服装には基本的には格付けがあります。喪主や世話役代表は通夜=準礼装、葬儀・告別式=正礼装、遺族・親族は通夜=略礼装、葬儀・告別式=準礼装とされています。一般参列者は遺族・親族と同様、通夜=略礼装、葬儀・告別式=準礼装が望ましいでしょう。一般参列者は、遺族や親族より格上にならないのがマナーです。ただ最近は、喪主が葬儀で和装をする場合を除いて、喪主も、遺族も、一般参列者も、通夜、葬儀問わず、準礼装のことが多いようです。

●正礼装
男性=モーニングコート。
女性=女性はワンピース。アンサンブル、スリーピース、スーツなども可。スカート丈はひざが隠れるひざ丈から、くるぶし丈など、光沢感や透け感のあるもの、肌の露出を避ける。

●準礼装
男性=ブラックスーツ、一般的な礼服。
女性=正礼装に準じたワンピース、アンサンブル、スリーピース、スーツなど。スカートはひざが隠れる丈に。光沢感や透け感のあるもの、肌の露出を避ける。

●略礼装
男性=黒、濃紺、濃グレーなどダーク系の地味な色のスーツ。
女性=黒、濃紺、濃グレーなどの地味な色のシンプルなスーツ。できるだけ光沢感や透け感のあるもの、肌の露出を避ける。

 

 

【みだしなみ】
ごく一般的なみだしなみのマナーは以下の通りです。

●男性
白いシャツに黒いネクタイ、黒いベルト、黒い靴下、黒い靴。勤務先などから通夜に駆けつける場合は、ネクタイと靴下を黒に替えればよいでしょう。ネクタイピンはつけないのが一般的です。

●女性
パンプスは踵の低い黒系のもの、夏でも肌の露出は避けます。ストッキングも黒、柄のあるものは避けます。メイク、ヘアスタイルは控え目に。ゴム、バレッタなども黒、ほかヘアアクセサリーも光沢のない黒を選びます。ネイルは不可、香水も通夜・葬儀の場には相応しくありません。

●ほか身につけるものの注意
金色のもの、時計やハンカチも、華美なものは避けます。結婚指輪は可。アクセサリーは涙を連想する白のパールが基本で、一連のネックレスまたは一粒タイプのイヤリングを選びましょう。二連のネックレスは「不幸が重なる」という意味から厳禁です。殺生を連想させる毛皮も不可です。

 

⇒服装やみだしなみマナーのさらに詳しい情報は『長野の葬儀』に掲載しています。